7月3日(日)、大阪いばらきキャンパス・立命館いばらきフューチャープラザ3階のコロキウムにてオンラインを組み合わせながら2022年度の立命館大学校友会RIMO(経営管理研究科校友会)の年次総会と講演会が開催されました。
約50名の会場参加と約10名のオンライン参加がありました。
13:30~14:25 総会
14:30~15:15 講演者:岡島美佳氏(経営管理研究科10期生)
演題「2025大阪・関西万博の開催に向けて」
15:15~16:00 講演者:今西頼久氏(経営管理研究科4期生)
演題「Future and Past―立命館MBAでどう変化したか―」
年次総会では、井ノ上大輔会長による会議運営の下で、2021年度の活動報告・収支報告を行い、あわせて2022年度の事業計画・収支予算などが報告され、承認されました。
その後、新型コロナウイルスの感染状況のもと、2021年度は開催がほぼできませんでしたが、各種研究会、各種サークルの紹介が行われ、今後、研究会やサークル活動の再開をしていきたいと表明されました。
14時30分からは10期生の岡島美佳氏と4期生の今西頼久氏による講演が行われました。
岡島氏は鴻池運輸から2025年日本国際博覧会協会へ出向中で、機運醸成局企画部共創推進課担当課長として、開催準備業務に1年半ほど携わってきました。
万博はもともと国威発揚の場であったものが、1994年より人類課題の解決を目指すとなり、今回の万博も「いのち輝く未来社会のデザイン」がテーマであること、万博の機運醸成に向けて共創パートナーを募集する活動等に従事しており、立命館大学も幾つかのプロジェクトで応募していることなどを話されました。
また、万博協会事務局は、多くの民間企業からの出向者が仕事をしているが、公的組織と民間組織の意思決定や運営スタイルの相違がたいへん特徴的であることをリアルに話され、その後の質疑を含めて、たいへん興味深い講演でした。
今西氏は今西土地建物の事業を父親から継承しつつ、その後、大型不動産投資やコンサルティング事業の拡大を行ってきたことをお話されました。とくに、コンサルティングベースの事業にしてきていること、自社アセットの再構築を行ってきたこと、上手くいかなかった事例がありつつもパリなど海外事業に注力して展開してきていることを具体的なビジネスの仕組みの説明を交えながら、分かりやすく紹介されました。RBSでの学びがその後のビジネス展開に生きていること、後輩達の課題研究などの学びにコミットすることの役割と意義についても語られ、質疑応答を含めて、たいへん興味深い講演でした。
講演会後、GARDEN TERRACE LIONにて、懇親会を開催し、楽しく交流を深めました。
執筆:肥塚経営管理研究科長